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天野浩子さんと「トーテムポールを作ろう!」ワークショップを開催しました。

7月25日(木)14時30分~16時30分
天野浩子さんと「トーテムポールを作ろう!」のワークショップを開催しました。
参加者:5歳~小学生の13名(保護者の方を入れると総勢20名)

彫刻家の天野浩子さんがワークショップに考えてくださったプログラムは、自分のしるしや部族のしるしを表した「トーテムポール」を子供たちと作るというものでした。

最初に、ご自身が普段どんなものを作っているのかを、普段天野さんが見て「きれいだな」と思った瞬間の形を残したくて作成したというエピソードを交えて、実際の天野さんの石の作品を子供たちに触ってもらい、話していただきました。

その後、写真を交えて「トーテムポールとはどんなもの?」という解説の後、「自分のしるしをトーテムポールで作ってみよう」と、天野さんが作成したトーテムポールの作品の説明がありました。トーテムポールの表情は「喜怒哀楽」。天野さんがどんな時に嬉しくて、怒って、哀しくて、楽しいのかが、トーテムポールの表情の裏側に作ってあり、子供たちにも、ただ表情を作るだけではなくて、自分が考える「喜怒哀楽」って何か?をそれぞれの子供たち自身が考えてから作品を作るように促し、作品の作り方、道具の使い方のレクチャーの後、ワークショップがスタートしました。

普段、あまり手のすることのない大きさの缶の正体は、山陽印刷の工場で使用されたインクの缶。

少し大きい4つの缶をつなぎ合わせるのは少し大変だったようです。
缶の中には、天野さんが石の作品を作った時にできた石の欠片を入れて、トーテムポールを振ると音が出るようにしました。

早速「喜怒哀楽」の顔を作ります。

だんだん顔ができてきました。

顔の反対側は、自分がどんな時が「喜怒哀楽」なのかを作っています。

やった!自慢のトーテムポールができました!

どんな時に自分は「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しい」と感じるのか。
「自分のしるし」である「トーテムポール」を自分で考えて作ったところが、今回のワークショップの醍醐味だったのではないでしょうか。

今回のワークショップで作った作品は、9月からの作品展で天野さんの作品と一緒に展示する予定です。

表情だけでなく、それぞれの作品の裏にある「喜怒哀楽」も見ていただきたいと考えています。